菊田「はい、常陸機工です！」
長谷川「ネットで調べて電話したんですが、クレーン屋さんですよね？」
長谷川「うちの本社ビル屋上にあるハウスをクレーン車で降ろして、営業所に運搬したいんだけど、常陸機工さんで出来るかな？」
菊田「現地を確認しないと分かりませんが、クレーン車を設置できれば可能だと思います。現場を見ることはできますか？」
長谷川「あっ、見に来てくれるなら助かるな！」
菊田「それでは伺いますので、よろしくお願いします」
菊田「とりあえず先に屋上を確認しますね、ビルは6階建てですね？」
長谷川「いや、セットバックしていて7階建なんだよ」
長谷川「これなんだけど。15年くらい前にクレーン車であげたんだよね」
菊田「腐食とかしてないので、このまま吊り上げられそうですね」
長谷川「設置した時は隣がまだ空き地でそこにクレーンを入れて揚げたんだけど、今はビル が建ってるから道路にクレーン車を停めてやるしかないよね？」
菊田「そうですね、道路も見てみます」
菊田「ハウスの芯から建物の壁まで8ｍ、道路から3ｍセットバックしているので、道路から11ｍになりますね」
菊田「最悪、もしここまで届かない場合は、重量鳶を手配して道路側に移動することも可能なので、次は道路を見させてください」
菊田「電線もいっぱいあるし、道も広くないので結構厄介ですね」
長谷川「そうだよね…」
菊田「進入経路は、あそこを曲がってくるんですよね？」
長谷川「そうだね、曲がれるかな？」
菊田「曲がり角も測って確認しますね」
菊田「道路や電線の位置を測って計画しますが、最低でも25ｔクラスのラフタークレーンが必要になります。この道路幅だと車両通行止めになりますね」
長谷川「道路使用などの手続きは常陸機工さんでやってもらえるんですか？」
菊田「もちろんです！」
菊田「費用は頂きますが、警察に申請する道路使用許可と道路管理者に申請する特殊車両通行許可（特車）は当社で申請します」
長谷川「それは助かります」
菊田「道路使用に必要なガードマンやカラーコーンなどの道路規制資材もこちらで手配して大丈夫ですか？」
長谷川「はい、お任せします」
菊田「通行止めになる旨を近隣へ周知頂くのはお願いできますか？案内文は当社で作成しますので、それを配布または説明をして頂けると助かります」
長谷川「いいですよ！近隣は知り合いが多いですし」
菊田「それと、電線にブームがかなり近づくので防護管の設置もしたいと思います。こちらも手配できるので、お見積もりに入れておきますね」
長谷川「電線を切断したら大変だから、是非お願いします」
菊田「曲がり角は25ｔラフターでぎりぎり入れるな…電線もギリギリだけど、どうにか作業ができそうだし…ブームも届くし重量も大丈夫だ！」
菊田「お世話になります。昨日お見積もりをメールしておきましたがご確認頂けましたでしょうか？」
長谷川「そこそこいい値段になるね…」
菊田「そうですね、安全とコンプライアンスを考えて作業すると、どうしてもこのくらいの費用は掛かってしまいます」
長谷川「わかりました、これでお願いします！」
作業員「オペさん重量は大丈夫？」
オペレーター「余裕あるから大丈夫ですよ」
作業員「オペさん、ゆっくり右旋回…はいストップ！ビルに当たっちゃうから、もう少し起こそうか」
オペレーター「はい、これでいっぱい、もう起きないけど大丈夫？」
作業員「電線の間ギリギリだからゆっくりね」
作業員「はい、お疲れ様です」
長谷川「お疲れ様、さすがプロだね！安心してみていられたよ」
オペレーター「ありがとございます」
長谷川「常陸機工株式会社にお願いしてよかった！」